コミュニケーションが苦手な人を「コミュ障」と言うそうです。
コミュニケーションの障害だから、コミュ障ということらしいのですが…。
結論から言います。
コミュ障という言葉に騙されるな!!納得するな!!
いきなり否定から入ると戻るボタンを押されそうですけれど、後半確実にコミュニケーション苦手な方を肯定、承認します。
安心して先に進んでください。
まず定義として分類しましょう。
発達障害や自閉症スペクトラムのような精神疾患は、コミュニケーションの病いと認識していいと思います。
しかしコミュ障は、会話が苦手だったり、苦痛だったり、嫌だったりする方を指す言葉と認識しています。
この2つは明確に分類すべきで、これを踏まえて、会話が嫌、苦手なことをコミュ障と定義した上で論じます。
個性と障害の履き違え
会話が嫌。苦手。だからコミュニケーション障害。
そもそもこんな暴論ありますか?
足が遅い。走るの苦手。だからランニング障害。
足が遅い人に「ランニング障害だね」と言ったら「は?」と思うでしょう。
論理的には言ってること同じです。
つまりコミュ障なんて言葉は、根本的に間違いなのです。
走るのが速い、会話が好き、足が遅い、会話が苦手、全部個性です。
会話が嫌、苦手なのも個性です。
障害というような言葉で括るようなことではありません。まるで先天的に問題があるような言葉のチョイスに悪意を感じます。
コミュニケーションはスキル
この前提は覆せません。誰がどう言おうとスキルです。
スキルですから、足が最初から速い人は速いんです。
いきなり50mを6秒台で走れる人は走れるでしょう。
コミュニケーションも、最初からみんなの人気者みたいな人がいます。
小学校にしても中学校にしても、人気者は居ますよね。
しょうがないです。スキルですから、どの世界にも最初からちょっと抜きん出てる人はいます。
そういう人を見ると、自分はなんてダメなヤツなんだって思っちゃうんですよ。
人気者は輝いて見えるので。
コミュニケーション苦手…という人の気持ちは痛い程分かります。自分もそうですから。
異性と話すこともできないし、人生終わった…と悲観する気持ちも分かりますよ。
だから「障害」という言葉に納得感が出てしまいます。
でも間違いです。コミュ障という言葉に自分を納得させないでください。
これももうちょっと詳しく別記事でやります。
この記事ではコミュニケーション苦手と思うあなたへ。
これは事実だから、覚えて欲しい。
- 会話が嫌、苦手な人は4~5割
- みんなの人気者が出来ないスキルをコミュニケーションが苦手なタイプは持っている
- みんなの人気者の最適なパートナーは、コミュニケーション苦手なタイプ
この3つ覚えてください。
会話が嫌、苦手な人は4~5割いる
これは私の経験値です。ただの感覚値ではなく、ある程度定量的にジャッジできるノウハウがあるので、それを基にしても4~5割と言えます。
だからなんの心配も要りません。
ちなみにみんなの人気者は2割くらいです。
コミュニケーション苦手な人の方が多数派です。
みんなの人気者が出来ないスキルをコミュニケーションが苦手なタイプは持っている
人は万能ではありません。みんなの人気者だって苦手なことがあります。
みんなの人気者タイプは、雰囲気や気分で物事を決める傾向があり、深く追求することはあまり向いていません。
コミュニケーションが苦手なタイプは、分析力に優れていて、論理的思考力が強いです。
この力は、コミュニケーション苦手な方の大事なスキルです。
みんなの人気者の最適なパートナーはコミュニケーション苦手なタイプ
いやもう理解できないという言葉が聞こえてきそうですけど、話を聞いてください。
先程の通り、みんなの人気者が苦手なことをあなたは出来て、コミュニケーションが苦手なあなたの変わりに、人気者がコミュニケーション取るので、互いの苦手なところが補完しあえてwinwinなのです。
ただ、そもそもお互いの性格行動が真逆なので、最適なパートナーとなるには互いのことを理解できていないといけません。
理解のハードルは高いです。しかし、どのシーンにおいてもお互い最適のパートナーであることは間違いないです。
結論!
コミュ障という言葉は嘘です。
50mを10秒で走ることを障害と言わないでしょう。コミュ障という言葉は誤りです。
個性と理解しましょう。
どんなスキルにも、ノウハウがあります。
走ることも、腕の振り、脚の上げ方、スタートのやり方でタイムを縮めることができるように、コミュニケーションだって、ノウハウがあります。
ここが少し問題なのだと思います。
コミュニケーションはスキルですから、学校の先生や親など身近な大人がスキルを保有していない、スキルであることを理解していないと、教えることもスキルであることすらも伝えられません。これがコミュ障問題の本質です。
ですから、そのような大人の方がいないのであれば、とりあえずコミュニケーションはスキルということを理解して欲しいです。
ノウハウがあるのだから、少しずつ前に進むと覚えましょう。
最初から50mを6秒で走る人気者にまではなれないかもしれませんが、8秒で走って普通な感じになることはできます。
卑屈になって悲観する必要は、一切ありません。
コミュニケーションとは、の記事でもお話した通り、論理的思考力が必要になります。
小中学生では経験値不足で難しいところもありますので、やはり身近な大人のサポートは必要になってくると思います。
コミュニケーションが苦手だって、人気者から頼りにされるスキルの持ち主になることだって出来るんですから。
苦手なところに固執しないで、いいところを伸ばすことだって大事だと思います。