【確定拠出年金見直し③】投資信託商品を知ろう

皆さん、こんにちは!

それでは前回に引き続き、確定拠出年金を見直す知識を身につけていきましょう。

過去記事貼っておきますね。

確定拠出年金(企業型)とは?

【確定拠出年金見直し①】なぜ見直しが必要なのか?

【確定拠出年金見直し②】見直しに必要な最低限の用語を覚えよう

 

拠出できる商品を知ろう!

今回は、拠出先に何があるのか理解していきましょう。

漠然と

株は怖い!

ですとか

REITって何?

という疑問を解決しましょう。

前回お話した

  • 説明書があります。
  • インデックス投資信託とアクティブ投資信託
  • 運用管理費用

こちらを理解している前提でいきます。

今回も、定期預金的商品は割愛します。

 

投資先の整理

確定拠出年金を管理している会社次第でありますけれど、皆さんが加入している確定拠出年金の銘柄には、以下銘柄があると思います。

  • 日本株式
  • 国内債券
  • 海外株式
  • 海外債券
  • 国内REIT
  • 海外REIT
  • バランス型

 

大きくこのような分類になっていると思います。

ちょっと説明に入る前に、簡単に「投資信託」を解説しますね。

投資信託の簡単な概要

 

いろんな会社の、株なら株、債権なら債権が入った、詰め合わせ商品です。複合もあります。

 

1社の株だけではその会社が倒産してしまうと、ただの紙切れになってしまいます。

しかし投資信託は詰め合わせなので、一社が倒産してしまっても他の会社が問題なければ、問題ないという点が特徴です。

 

投資信託は、株投資よりもリスク分散された商品なのです。

では、各カテゴリーの説明いきましょう。

 

日本株式

日本株式投資信託とは、日本の株がたくさん入った詰め合わせ商品のイメージです。

インデックスファンドは「日経平均」や「TOPIX」に連動するものが主なものかと思います。ほかにも指数はありますが、皆さんも馴染みがあると思います。

アクティブファンドも用意されているかもしれません。

詳細は目論見書の「ファンドの特色」項目に記載があると思いますが、例として

  • 今後成長が見込める会社に長期的に投資
  • 市場価値として割安の会社に投資

このような運用を目指していて、高い運用管理費用である(だいたい2%弱)ファンドがアクティブと判断できそうです。

もしわかりにくければ、日経のHPで、投資信託を名称で検索してみてください。

「運用区分」にインデックスかアクティブか記載がされています。

なお、日本株式は日本国内なので、為替リスクがないという特徴があります。

 

国内債券

ざっくり言うと、国債(国の借金)や社債(会社の借金)の債券に投資する投資信託です。

一般的に、景気が後退して株価が下落すると債券価格は上昇し、景気が拡大して株価が上昇すると債券価格は下落します。

株と比べて値動きが小さい特徴があります。短期で大きく値上がりすることも値下がりすることもありません。

従って、比較的リスクが少ないという特徴があります。

 

海外株式

こちらは海外の株がたくさん入った、詰め合わせ商品になります。

海外ですから、アップルやマイクロソフトといった株も入っています。

基本的に確定拠出年金では、インデックスファンドかと思います。

海外の有名な指数は、NYダウ、NASDAQ、S&P500など本当に色々です。

確定拠出年金の海外株式は「MSCIコクサイ指数」に連動するものが多いと思います。

また、外国株式には3つの種類があります。

  • 先進国
  • 全世界
  • 新興国

それぞれリスクが異なります。

とりあえずこの記事では、そこまで覚えていただければOKです。

外国株式は当然海外になるため、為替の影響を受けます。これはリスク要因になってしまいます。

 

海外債券

こちらは債券投資信託の、海外バージョンになります。

株式同様海外ですので為替リスクがあり、国内債券と比較するとややリスクになります。

 

国内REIT

REITとは、不動産に投資する投資信託になります。

指標としている指数は、J-REITになると思います。

J-REITも株と同じようにいくつも対象法人がありまして、銘柄として皆さんの馴染みがあるところだと「星野リゾート」や「大江戸温泉」があります。

このように言われるとイメージしやすいですかね。

こういったところも投資法人を作って、投資を受けているのです。

 

REITは一般的に、中程度のリスクと言われています。

株式よりはリスクがなく、債券よりはある、といったレベル感です。

しかし、今回のコロナでは大暴落して、今現在も株式市場以上に回復できていません。(2020年8月)

 

海外REIT

こちらは不動産投資信託の海外バージョンとなります。

これも中程度のリスクと言われています。

海外REITも、今回のコロナでは国内REITと同じような動き方になっています。

 

バランス型

このバランス型は少し曲者です。

国内株式、債券、海外株式、債券、REITの銘柄を投資信託が決めたバランスで買うといったものです。

もうよくわからないから、バランスでいい・・・

という気持ちもわかります。

定期預金的商品よりも全然いいですし、下策ではありません。

 

結論!

今回の記事では、各拠出先銘柄の簡単な説明をしました。

バランス型がなんとなく魅力的に見えますよね。考えなくていいし、ネーミングも「バランス」って言われるとちゃんと考えてやってくれそうなイメージを持ってしまいます。

 

でも個人的にですけど、リスクを考えて銘柄選んでほしいんですよ。

もうバランス型にしちゃうと、リスクとか全く考えなくなるので。

 

ではリスクって何??って話ですよね。

これは次回以降話しましょう。いよいよ見直すべき方向性も見えてくると思います。

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