コレたか
さて、前回のお話で投資信託のざっくりした仕組みは説明いたしました。
プロの方々が皆さんの代わりに資産運用をしてくれる商品、ということですね。
投資信託を買うためには、売っているところがどこなのかを理解する必要があります。
例えば、以下一般的にですよ。
- 車を売ってるところはトヨタ自動車株式会社、日産自動車自動車などではなく、「カーディーラー」と呼ばれる販売店
- 家電を売ってるところはソニー株式会社、パナソニック株式会社などではなく、「家電量販店」と呼ばれる販売店
ということで、売っている場所というのは決まっています。これを理解していきましょう。
投資=損をする、損をさせられるイメージがあると思いますので、販売会社を理解することでそのイメージは払拭できると思います。
払拭しましょう。投資信託と資産運用はあなたの味方になってくれます。
投資信託販売会社とは
「作る」「売る」の違いを知ろう
改めて販売会社の概要をおさらいしましょう。
下図の通り、皆さんと投資信託を繋ぐ窓口の役割をしています。
運用会社で設計開発された商品を販売店で売っています。
先ほどの例を引き継ぐと…
車で言うと、運用会社はメーカーであるトヨタ自動車株式会社であり、販売会社はトヨタモビリティ東京株式会社ですね。
家電で言うと、運用会社はメーカーであるソニー株式会社であり、販売店は株式会社ヤマダデンキですね。
作っているメーカーはひとつでも、売っている販売会社はいっぱいあります。
車だと、例えばトヨタの車を販売しているいわゆるトヨタ系カーディーラー会社は、全国各都道府県に複数の法人があります。すごい数です。(チャネル統合予定ですが…)
家電も株式会社コジマがあれば、株式会社ヨドバシカメラもありますし、株式会社ビックカメラがあります。
「作る」会社と、「売る」会社は別、ということを理解しましょう。
※もちろん世の中のものすべてがそのような販売形式ではありません。
投資信託の場合
信託検討さん
投資信託の場合もほとんど同じような構造になっておりまして、作る会社があります。
ざっくり下記洗い出してみます。
三菱UFJ国際投信
三井住友DSアセットマネジメント
アセットマネジメントOne
野村アセットマネジメント
大和アセットマネジメント
レオス・キャピタルワークス
セゾン投信
これらの会社が、車や家電で言うトヨタ自動車株式会社であったり、ソニー株式会社のポジションなわけですね。
では、販売会社はというと。実は書ききれないほどあります。
試しに三菱UFJ国際投信さんの販売店一覧を確認したところ「637社」ありました。
具体的には、皆さん名前としてはお馴染みの業種です。
- 銀行
- 信用組合
- 信用金庫
- 証券
- 農協
こんな身近に売っていたんですね。
投資信託販売会社を選ぼう
信託検討くん
その中からどこを選べばいいのって話!
自分もそうだったんですけど、販売会社選ふ時迷ったんですよ。どう選んでいいかわからなくて。
今思うとすごく不思議なのですが、ちゃんと考えるとカンタンです!
選ぶ基準
結論から言います。
今振り返ると当たり前なんですけど、理屈は変わりません。作ってるところがあって、販売店がいっぱいあるんですから、考え方は同じなんですよ。
では皆さん、冷蔵庫買い替えましょう。何を基準に売ってるお店を選びますか??
私なら「希望の商品がある店」「できるだけ値段の安い店」「できるだけ近い店」です。
この考え方が同じです。
投資信託も「希望の商品をできるだけ値段の安くできるだけ近い店」が選ぶ基準になります。
これは投資信託始めようという方には難しいのを承知でいいますが、冷蔵庫買いに行くときってどうしますか?
壊れたor思い立ったが吉日で、ノープランで家電量販店に出向かれる方もいらっしゃると思います。
でも、今の時代ネットで調べる方々が多いと思います。容量、サイズ、特徴、機能などなど…
そして、なんとなく買う冷蔵庫のイメージをつけて、価格サイトなどを見て値段チェックして、家電量販店のHP見て値段見てから「ちょっと店頭行ってみてみようかな」という段取りの方が多いのではないでしょうか。
本来は同じ考え方(段取り)になるはずで、自分が資産運用でやりたいイメージをつけてそれに合う投資信託商品を見つけて調べて、安い販売店を探すべきではあります。
あくまで理想のお話です。
店舗型対面窓口にはいくな!
選ぶ基準を明確にしましたけど、できるだけ安い販売会社を選びたいですよね。
そうすると、やはり店舗型対面窓口がオススメできません。
商品にもよりますが、「購入時手数料」を取られる場合があります。
この購入時手数料は、同じ商品でもネットだと無料、店舗で購入すると徴収されたりすることもあります。
こんな手数料は当然ない方がいいです。
あと店舗型対面窓口がオススメできない理由は、中途半端もしくは全く知識がない状態で訪れるとカモられるからです。
カモネギさん
と思っていても、販売店の人に上手いこと誘導されて割に合わない商品を買わされることがあります。
投資や投資信託で損をするのは、ここにひとつ要因があります。
どの業界に限らず、販売員は店に都合のいい商品を売りがちです。まあ利益あげないといけないので、当然ですが。
などなど踏まえると、店舗型対面窓口で買うのはやめましょう。
時代はネット証券!
身近という点では、間違いなくネット証券です。
365日24時間アクセスが可能です。※サーバーメンテナンス時除く
これ以上の身近はないのではないでしょうか。
スマホから商品検索して購入までできます。
はっきり言って、窓口と比較になりません。
また、販売員がいないので、わけのわからないポンコツ商品を薦められることはありません。
結局どこがいいの
結論から言います。
投資信託に限って選ぶのであれば、SBI証券か楽天証券の二択です。
窓口は先述の通り選ぶ価値ありませんのでネットになります。
ネットの中で最も投資信託の取り扱いがある証券会社はこの2社です。
この2社どちらか選んでおけば間違いはないです。
まあラインナップが多くても、そのほとんどはポンコツ商品なのですが…以下メリットがありますので見ていきましょう。
択一ポイント
投資信託するうえで、この2社ならさほど困ることはないと思いますが、選ぶポイントを挙げるとしたら、投資信託にも使えるポイント選びでしょうか。
今、貯めたポイントで投資信託ができる時代になっています。
この2社に絞ってみてみましょう。
SBI証券で使えるポイント
SBI証券では、Tポイントが使えます。
普段のお買い物でなんとなくTポイントを貯めているけど、使いどころがわからない方や、口座から現金出して投資信託買うのはちょっと…最初まずは勉強してからと抵抗がある方に、ポイントで購入というのはメリットが高いと思います。
特にTポイントは、普及しているポイントのひとつですので、普段でも貯めやすいポイントですよね。
しかも、Tポイント自体貯める機会がなくてもクレジットカードや他のポイントサービスによっては「Tポイントに交換」というポイントプログラムもあると思います。
これを使ってTポイントに交換してTポイントで投資信託を買う、という手も使えますね。
楽天証券で使えるポイント
ご存じ楽天ポイントです。
楽天は、ポイントをガンガン貯められる仕組みがしっかりしています。
もう元々楽天カードなどを保有していてポイントを貯めている方は、間違いなく楽天証券をオススメします。
こちらは選択の余地なしです。
所謂楽天経済圏と呼ばれる生活をされることをオススメします。
結論!
ちなみに私はSBI証券です。
投資信託積み立てアプリも使いやすく気に入っています。
皆さんに覚えてほしいことは。
- 店舗型対面窓口には行かない
- ネット証券を選ぶ
- 貯めているポイントがあれば優先に考えて選択しよう
こちらを覚えておきましょう。
それでは。