皆さん普段使っているお金。
これってなんでしょう??
「物の価値」ですか?
500円と書かれた商品は、500円出せば買うことができます。
物の価値という面は、確かにあるでしょう。
では例えばアルバイト時給1,000円の募集があるとして、これは1時間働いたら1,000円という市場価値の概念だけでしょうか。
採用募集に際して「採用試験」という工程が発生します。
ここでは価値という概念と全く違った考え方で、ジャッジされます。
それは「信用」です。
所定の業務を実行できるスキルはあるだろうか。
契約通りの勤怠が期待できるだろうか。
募集要項に記載されている内容満たす人物だろうか、という様々な視点で見ています。
結局こういったポイントは、テスト等ではわかりません。
1,000円/時間のパフォーマンスを出して欲しくて募集を出しているわけですから、その条件に合う人物であるか感覚的に見るわけです。
結果、採用とする判断は「きっとちゃんと働いてくれるだろう」という「信用」以外のなにものでもありません。
その人に時給1,000円の価値があるというよりは、時給1,000円の仕事を任せることに対して信用に足る人物である、という意味なのです。
こういったジャッジは、普段皆さん無意識にやっています。
お金という名の信用
街中で喉が渇いて、飲み物を飲みたくなりました。
自販機があったので、お茶を買おうと思いました。
もう喉はカラカラです。
150円の500mlペットボトルを買おうと、自販機に150円入れて買ったところ、250mlしか入っていませんでした。
はい、どう思いますか??
「500ml入ってないじゃないか!!」
と思うでしょう。
それは…
「自販機に150円入れて500mlのペットボトルボタンを押下すれば、500ml飲み物が入ったペットボトルが出る」と信じているからです。
だからお金を払えるのです。
おそらく、持ち金が150円で喉カラカラだとして、見ず知らずの人に150円渡して飲み物下さいはできなくても、機械の自販機に150円は出せるんです。
自販機の信頼度半端ないですね(笑)
物の価値以前に、お金は信用なのです。
500ml入ったペットボトルが何度も出てこなかった場合、どうなるでしょう。
もうその自販機で買おうとすることはないでしょう。
信用がなくなり、自動販売機としての価値がなくなったわけです。
結論!
お金=信用という考え方は、非常に大事な概念です。
皆さんも働いている限りは
「お前、500ml入ってないじゃないか!!」
と言われないように、しないといけないですね。