eMAXIS Slim S&P500と楽天全米株式!どっちがよい?実績比較!

クミンちゃん

S&P500と楽天全米、どっちがいいのかな?実績比較があればわかりやすいのに…
アメリカ企業を厳選投資するeMAXIS Slim米国株式S&P500と全銘柄が投資対象である楽天全米株式インデックス。
好き嫌いでなく、実績から比較検討してみましょう!

コレたか

S&P500は大変信頼性の高い株価指標ですし、楽天全米株式インデックスは広く投資してリスク分散するという点で魅力のある商品と言えます。

じゃあ実際実績はどうなの?

という点を今回見てみましょう!

本日のお題
eMAXIS Slim米国株式S&P500と楽天全米株式インデックス比較検証!
eMAXIS Slim米国株式S&P500は、2018年7月3日に運用開始。
楽天全米株式インデックスは、2017年9月29日に運用開始した投資信託となります。

今回は2018年7月から2021年5月までの2年10か月分で比較してみます。

MEMO
2021年5月22日に最新6か月を追加しました

しかし案の定なのですけど、あまり差が出なかったので先に結論言います。

結論!
好きな方買っておけばOK!ただしS&P500の方が無難かもしれません。

知りたい情報がわかったから退出、でも構いません!

内容読んでみようかな、という方は引き続きお付き合いくださいませ。

S&P500とCRSP USトータル・マーケット・インデックス概要

まずはそれぞれのベンチマークの概要を改めて見てみましょう。
ざっくり解説いってみます。

S&P500概要

米国で最も代表的な株価指数です。500銘柄で構成され、アメリカ市場全体の動きを表す指数とみなされています。S&P500指数に直接連動している運用資産と、S&P500指数を運用の比較対象としている資産はあわせて7兆ドルを超えると言われており、最も影響力の大きい株価指数の一つだと言えるでしょう。

出典:SBI証券

ざっくり言いますと、アメリカ厳選企業500社の株価指数ですね。
この株価指数に連動する運用を目指しますよ、というのが「eMAXIS Slim米国株式 S&P500」ということになります。

eMAXIS Slim米国株式 S&P500の信託報酬は大変安いので、オススメできる投資信託と言えます。

CRSP USトータル・マーケット・インデックス概要

クミンちゃん

何?CRSP USトータル・マーケット・インデックスって?
急に出てきたよくわからないワードですよね。
これが、楽天全米株式インデックスのベンチマークになります。

コレたか

2011年に出来た新しい株価指数になります。
S&P500は500社の株価指数になりますけど、CRSP USトータル・マーケット・インデックスはアメリカ企業約4,000社の株価指数になります。
大中小限らず、アメリカ企業のほぼ100%が対象となりますので、アメリカオールインワン株価指数ということになりますね。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する運用を目指している投資信託が「楽天全米株式インデックス」になります。

MEMO
CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する運用を目指しているETFが、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF、通称「VTI」になります。

eMAXIS Slim米国株式S&P500と楽天全米株式インデックスどっちがよかった?

それでは、eMAXIS Slim米国株式 S&P500と楽天全米株式インデックスを比較してみましょう。
比較情報さえあれば、安心して投資信託購入が検討できますね。

データ参照元はSBI証券様になります。

eMAXIS Slim米国株式 S&P500の値動き

運用開始の2018年7月3日から2021年5月20日までの、基準価額と純資産総額をグラフ化いたしました。

S&P500銘柄の特長でしょうか。
SBIバンガードS&P500インデックスファンドもそうでしたけど、暴落時にあまり純資産総額が下がらないのが特長ですね。
もう皆さんS&P500を信じ切っているような、そんな気がします。
2020年に入ってから、純資産総額の上昇スピードがすごく上がっているのがわかります。

基準価額については、SBIバンガードS&P500インデックスファンド同様です。3月に暴落してからじわじわ回復傾向。9月上旬に一気に最高値を記録してから下がったり上がったりの繰り返しでした。
12月に入ってから再度上昇基調になっています。

21年4月からは少し足踏みが続いているような状況です。

楽天全米株式インデックスの値動き

こちらもSBIバンガードS&P500インデックスファンド同様に、運用開始である2017年9月29日から2021年5月20日までの、基準価額と純資産総額をグラフ化いたしました。

 

純資産総額は、同じアメリア市場対象の銘柄ですけど、基準価額が下がる度にやや下がる傾向が見てとれます。
eMAXIS Slim米国株式 S&P500のように、途中から急に上昇率が上がった様子はありませんが、緩やかに伸びていますね。
基準価額について、なんとなくですけど12月以降の伸び幅は、S&P500より大きいように見えます。

グラフを重ねて比較します

それではeMAXIS Slim米国株式 S&P500と楽天全米株式インデックスの基準価額を比較してみましょう。
起点(2018年7月3日)で基準価額を10,000円にセットしてスタートさせます。

注意
2018年7月以前のeMAXIS Slim米国株式 S&P500損益は、加味していない状態で比較することになります

まずは期間全体です。

期間全体比較

まずは全期間で見てみましょう。
なんとなくですけど、ほとんどの期間でS&P500が勝っているように見えますね。

クミンちゃん

やっぱりS&P500なんでしょ?
これがまた一概にいえない結果になってるんですよ。以下切りとって見てみましょう

コレたか

2018年~2019年

19年4月頃から差が見え始めて、19年月以降は明確な差がわかるようになっています。

この期間は完全にS&P500の強さがわかりますね。
さすが厳選!と言えるかなと思います。

2020年

ところがですよ。
2020年10月以降、楽天全米株式インデックスが徐々に差を縮め初めまして。

12月にはついに逆転!

正直、これは楽天全米が強かった、というよりはS&P500の伸びが悪かったように思います。
先進国株式(MSCIコクサイ)と比較しても、S&P500の伸びは悪いです。

2021年

まだ6か月弱しか経過していませんが、最新情報を比較してみましょう。

昨年末からの勢いのまま、2月から4月まで大きくリードしていた楽天全米。
しかし、突如勢いを落とします。

そして、5月に入ると完全に楽天全米の勢いはなくなり、直近でついにS&P500に逆転されてしまいました。
これは、米国長期国債の利率が高くなり、高リスクであるハイテク株がそちらに流れたものと推測しています。

eMAXIS Slim米国株式S&P500と楽天全米株式インデックス比較まとめ

以上、eMAXIS Slim米国株式S&P500と楽天全米株式インデックスの比較検証でした。
そして、結局eMAXIS Slim米国株式S&P500と楽天全米株式インデックス、どっちがいいの?という話です。

今回の記事で比較した結果、2年程度では大きな差が出ませんでした。
個人的な意見と前置きしつつ、某サイトから、楽天全米株式インデックスのベンチマークであるCRSP USトータル・マーケット・インデックスのデータを参照して、S&P500と比較してみました。

その結果、10年程度の長期で確認すると、S&P500が10%以上高いパフォーマンスを出していました。
かつ信託報酬料はeMAXIS Slimの方が安く、純資産総額も2倍近くの差があるので、eMAXIS Slim米国株式S&P500が無難な選択、と言えそうです。

注意
本サイトで記載する銘柄について、確実に利益が出ると保証するものではありません。最終的な投資判断は、自己責任でお願いいたします。

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