2021年の投資先を決める参考にしたいな
コレたか
S&P500が素晴らしい指数であることは疑いようのない事実であります。
しかし…
「一極集中=リスキー」という意味で正論です!
コレたか
皆さん投資信託を検索すると、ランク上位に食い込んでいる「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に1度は行きつくと思います。
先進国全体に投資する方がリスク分散になる!という、SBIバンガードS&P500インデックスファンドの対抗馬的存在かと思います。
株価指数として最も信頼性が高いと言われるS&P500。
S&P500連動のSBIバンガードS&P500インデックスファンドと、先進国へ分散投資するeMAXIS Slim先進国株式。
コロナで大変だった2020年。今年の最後に、結局最強アメリカ指数と先進国連合どっちの成績が良かったのか。
比べてみましょう!
- ざっくり2020年の株価指数動向がわかる!
- 2020年のS&P500、先進国株式の実績比較結果がわかる!
- 結果を踏まえて、2021年以降の投資先をイメージできる!
目次
まず2020年一年間の簡単な流れおさらい
言わずもがな今年一年は、コロナ暴落と言われる一年でしたね。
年始早々に新型コロナウイルス情報が出てきて、中国で猛威を振るい始めても欧米株式市場は普段通り行こうよという空気でした。
そんな空気の中、3月前後にヨーロッパやアメリカに感染者が出始めた途端に一変しました。
30%以上の大暴落が発生。
しかし、リーマンショックとは違い自然災害のようなものですので、公的資金の投入が早かった。
あれよあれよという間に夏ころには9割まで回復。
秋口に各アメリカ株価指数は軒並み史上最高値を更新する…といった流れでしたね。
アメリカ市場
今年はコロナ禍でZoomに注目が集まったり、いよいよテスラがS&P入りを果たしたり、なんだかんだこんな時でもアメリカ企業にスポットが当たっていたと思います。
テスラ株に至っては、今年一年で大暴騰でした。
欧州市場
こちらは少々深刻です。
ドイツ株価指数DAXを見ると、12月になってようやくコロナ禍前の頃に追いついてきた、という状況です。
しかしイギリスフランスの株価指数に至っては、12月に入ってフランスで7割程度。イギリスに至ってはやっと5割以上回復できた、というところです。
日本市場
日本市場は日経平均で見てみますね。
こちらでも30%を超える暴落が発生。アメリカ市場同様、夏ころに9割程度回復したのち、秋から急騰。
実は今年欧米市場以上に、日本は伸びたのです。
SBIバンガードS&P500インデックスファンドとeMAXIS Slim先進国株式どっちがよかった?
では、今年一年の株価指数などの動きをおさらいできましたので、2020年SBIバンガードS&P500インデックスファンドとeMAXIS Slim先進国株式どっちがよかったのか。
見ていきましょう!
データ参照元はSBI証券様になります。
SBIバンガードS&P500インデックスファンドの値動き
2019年12月18日から2020年12月18日の基準価額と純資産総額をグラフ化いたしました。
投資信託自体が運用開始して間もない銘柄ということもあり、19年12月時点の純資産総額はまだまだ少なかったですね。
一年間安定的に右肩上がりで伸びています。
基準価額については、3月に暴落してからじわじわ回復傾向。9月上旬に一気に最高値を記録してから下がったり上がったりの繰り返しでした。
12月に入ってから再度上昇基調になってきたような感じです。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスの値動き
こちらもSBIバンガードS&P500インデックスファンド同様に、2019年12月18日から2020年12月18日の基準価額と純資産総額をグラフ化いたしました。
グラフ化すると、結構面白いです。
純資産総額は、基準価額が下がる度に下がっています。
これはSBIバンガードS&P500インデックスファンドと完全に違った値動きになっています。
基準価額については、もともとeMAXIS Slim先進国株式の投資先比率がアメリカ株7割程度であるため、SBIバンガードS&P500インデックスファンドとそこまで大した違いはありません。
ただ11月以降の伸び幅は、大きいように見えます。
グラフを重ねて比較します
それでは、SBIバンガードS&P500インデックスとeMAXIS Slim先進国株式の基準価額を比較してみましょう。
いつも通り、起点(2019年12月18日)で基準価額を10,000円にセットしてスタートさせます。
まずは一年全体です。
年間比較
まずは年間です。
コロナ暴落が起きる年末年始付近は、ほぼ同実績でした。
しかし、暴落後からは一度もeMAXIS Slim先進国株式がSBIバンガードS&P500インデックスを上回ることなく、現在に至ります。
コレたか
2020年上半期
2月に入ってから、差が出始めていますね。
3月下旬の暴落終了後の反発以降は圧倒的にSBIバンガードS&P500インデックスが優勢。
これは先述記載した通り、ヨーロッパ各国の値が戻っていないことに起因しているかなと思います。
アメリカがとにかく強くて、ヨーロッパは値を戻せていないことが現れていると考えています。
2020年下半期
上半期にできた差がますます広がり、9/3最大3.7%の差となりました。
しかしどうでしょう。
グラフではわかりづらいのですが実は11月以降、ジワジワeMAXIS Slim先進国株式が追い上げてきているのです。
そして最も縮まっているのが、12/18になります。その差1%まで縮まりました。
歴史的に常にアメリカが勝ち続けているわけではありません。
この差は、いつかアメリカを超えた際の収益となる差と見ることもできると思います。
まとめ
結果として今年はSBIバンガードS&P500インデックスの勝ちと言えそうです。
一年通して、いろんな時期に発生したプチ暴落時でも純資産総額に大きな変動がなかったことから、皆さんどんな状況でもS&P500は大丈夫。と信じて保有していることがうかがえます。
それだけ信頼の高い指数であることがわかりますね。
この点はプチ暴落都度、純資産総額が減少したeMAXIS Slim先進国株式とやや対照的です。
では2021年。どっちを買いますか、という話です。
- 信頼性抜群!これからも「S&P500連動のSBIバンガードS&P500インデックス」
- 伸びしろに期待! 今は我慢の時「eMAXIS Slim先進国株式」
私なら。
アメリカがいつも勝つとは限らない点。
まだまだコロナ前に戻っていない国々がある点。
2つのポイントを考慮すると、値上げ幅に期待すべくeMAXIS Slim先進国株式に投資する、という選択肢もアリかなと思います。
もちろん、アメリカが堅調でS&P500を引き続き信頼する、という選択肢ももちろんアリですね。
私は引き続きSBIバンガードS&P500インデックスをメインに買い続ける予定です。
皆さんのご参考になれば幸いです。
S&P500と楽天全米株式インデックスを比較した記事もありますので、ぜひご覧ください。
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