初心者の投資信託選びで迷わせない!目論見書の見るべき最低限ポイントを解説します

初心者の投資信託選びで迷わせない。目論見書の見るべき最低限のポイントを解説

皆さんこんにちは!投資信託の仕組み、販売会社、安いの意味を伝えてきました。
今回は初心者の投資信託選びで大事な、見るべきポイントを解説していきます

コレたか

冷蔵庫を買う話を、もう一度出しましょう。冷蔵庫を買うと決めて、買うお店を決めて、冷蔵庫売り場まで行って、安いものを選びたい!というところまでたどり着いたはずです。

大事なものが抜けています。

機能です!

冷蔵庫だって急速冷凍とか、自動製氷とか、いろいろな機能がありますよね。
投資信託にも見るべき「機能」と呼べるポイントがあります。
今回これを抑えておけば、今まで解説してきたこと含め最低限の知識武装は完了となりますので、頑張りましょう!

本日のお題
初心者の投資信託選びで、説明書の見るべき最低限ポイント

私の意見も最後述べたうえで、今までと今回の記事で騙されることなく、買うべき商品を判断できるようになります。

機能を見分ける知識が必要な訳とは

投資信託は、5、6,000銘柄あると言われています。
当然機能も千差万別です。

初心者さん

初心者がそんな中から選択するの絶対無理…

こんなすごい数ある中から、変な商品を選択したくないですよね。
従って、初心者でも投資信託の機能を見分ける知識が必要になってきます。

 

目論見書を見よう

冷蔵庫の機能を調べるために必要なものは?

パンフレットや説明書です。

投資信託も同じで、パンフレット・説明書となるものが存在します。
投資信託の説明書は「目論見書(もくろみしょ)」と言います。

目論見書とは

目論見書とは、そのファンドが、何に投資して、どんな方針で運用され、どんなリスクがあり、コストはいくらかなど、ファンドに関する重要な情報が記載されています。
出典:SBI証券「ファンドの目論見書の見方」

重要な情報がすべて、この目論見書に記載されています。
ということで、目論見書の見るべきポイント解説していきます!

投資信託初心者でも、少しずつ見て理解していきましょう。目論見書は大事です。

目論見書を開いてみよう

では例によって、SBI証券のHPより解説していきます。
まずは該当の投資信託商品より「目論見書」をクリック。PDFになりますので、EdgeやAcrobatReaderで閲覧可能です。

 

目論見書のチェック方法

実際の目論見書に近い形のものを作ってみましたので、これを見ながら簡単に解説します。

注意
商品や運用会社により表現や表記が異なります。

 

表紙

こちらが表紙です。
表紙で簡単に特徴をチェックできる項目が赤文字部分です。

<投資対象地域>
どこに投資しているか確認しましょう。

 

<投資対象資産>
何に投資しているか確認しましょう。

 

<補足分類>
インデックスかそれ以外になります。

 

<対象インデックス>
どの指数に連動しているか記載されています。

 

表紙に記載の項目で「どこの何にどんな形で投資しているか」を掴みましょう。

インデックス型とは
市場全体の動向を示す指標や指数(これをインデックスと言います)に連動する運用を目指す投資信託になります。特徴としては、値段の安さと中長期的に安定した運用が挙げられます。その対称となるのが「アクティブ型」で、人がメインに投資先を決めているため、高コストなのが特徴です。

ファンドの目的・特色

 

こちらの項目では、この投資信託(ファンド)がどのような運用をしているか解説しています。

【ポイント1】
この投資信託が、何を基準にして運用しているかチェックします。インデックスの場合、連動する株価指数が明記されていることがありますので、何と連動しているのか必ずチェックしましょう。商品が違っていても、連動する対象が同じだと結果は同じになってしまいます。

 

【ポイント2】
どこの市場で何を買うのかチェックします。インデックス株式の投資信託であれば、どこの株式市場の何の株価指数であるか書いてあります。
<例>
日本市場の「TOPIX」に連動 ⇒ TOPIXの値動きと同じ結果になります。

 

【ポイント3】
分配金がどのような基準で出るかチェックします。

 

投資リスク

こちらの項目では、運用上のリスクが洗い出されていますので、チェックしましょう。
利益も損失もすべては投資家に帰属します。初心者でも問答無用の厳しい世界です。

知らなかった、わからなかったは通用しません。私も解説やオススメはしますが、決めるのはすべて皆さんです。
この前提は忘れないようにしましょう。

【ポイント4】
一般的に聞く「株ってリスクだよね」のリスクが具体的に記載されています。なんとなくでもいいので、読んで理解しておきましょう。

 

【ポイント5】
リスク管理をどう捉えて対応しているのか記載されていますので、目を通しておきましょう。

 

運用実績

ここでは過去の運用実績が確認できます。
あくまで参考までにしましょう。

【ポイント6】
基準価額(投資信託の値段であり、価値)の遷移がわかります。今後もこうなると保証するものではありません。純資産額が増えている投資信託を選んだ方が無難です。

 

【ポイント7】
インデックスファンドでは気にする必要ありませんが、アクティブでは確認しておきましょう。そのファンドの特長が掴めます。

 

手続・手数料等(お申込みメモ)

参考程度に確認しましょう。

【ポイント6】
信託期間は念のため確認しておきましょう。ほとんど無期限ですが長期保有目的で購入したつもりが、無期限でないと大変です。
決算日も見ておきましょう。投資信託によっては分配金が出るので、時期を把握しておきましょう。

 

手続・手数料等(ファンドの費用)

投資信託にかかる費用です。
確実に抑えましょう。

【ポイント7】
購入時手数料は、買う時にかかる手数料。極力ないものを選びましょう。

運用管理費用は、運用にかかる手数料。日割されて間接的に支払っています。これも極力少ないものを選びましょう。

税金は、売るとき利益分に課税されます。約20%と覚えておけば大丈夫です。

 

まとめ

これで、過去記事から投資信託の買い方は一通り終了しました!

自分が買うべき商品の売り場、販売会社、リスクとリターンの相関、商品のチェック方法。
初心者の方々が投資信託選びに迷うことなく、目論見書を見ながら正しい商品にたどり着けるようになったかなと思います。

基本的に株式投資かつ「安い投資信託」を選べば大失敗することはありません。
今ですと目安となる信託報酬料は、0.5%/年以下が安いと言えるでしょう。

しばらくHPで投資信託を見て回るのもおすすめです。
私はどちらかというと下調べをしまくるタイプなので、初心者の方はそれも悪くないと思います。

目論見書のチェックはだんだん慣れますので、根気よく見ていきましょう。

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